山中 壮絶V10!日本歴代3位タイ

8回、ソリス(右)に左を打ち込む山中慎介=島津アリーナ(撮影・高部洋祐)
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 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(4日、島津アリーナ京都)

 ダブル世界戦が行われ、メーンイベントではWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33)=帝拳=が両者ダウン2度ずつという激闘を制し、同級3位で前WBA世界スーパーフライ級王者のリボリオ・ソリス(33)=ベネズエラ=に3-0の判定勝ち。日本歴代3位タイとなる10度目の防衛に成功した。

 滋賀県湖南市出身ながら南京都高(現・京都廣学館高)でボクシングを始めた山中が原点の地・京都で、節目となるV10を達成した。

 サウスポースタイルの山中は初回から“神の左”と称される左ストレートを的確に当てる。2回開始直後には右フックで相手のバランスを崩し、先制のダウンを奪った。

 しかし3回、恐れず踏み込んできたソリスが右ストレートでダウンを奪い返すと圧勝ムードは一変。ラウンド終盤には、再びソリスの右ストレートがカウンターとなって決まり山中は倒れた。ダウン応酬の激闘となった試合は4回終了時の公開採点では3人のジャッジ全員が37-36で山中のリードとした。

 5回以降も山中が左、ソリスが右を狙うスリリングな展開は変わらない。それでもラウンドが進むにつれ、山中が左ストレートを上下に打ち分けて試合を支配する場面が増えた。8回終了時にはジャッジは全員が5ポイント差で山中のリードとした。

 9回には山中が左ストレートでダウンを奪い、さらに優位に立つ。ダウン応酬の激闘はそのまま最終回のゴングを聞いた。スコアは全員が117-107。

 これで山中は2011年11月に決定戦で獲得した王座の10度目の防衛に成功。世界王座の連続防衛10回は具志堅用高(13回、WBA世界ライトフライ級)、内山高志(11回=継続中、WBA世界スーパーフェザー級)に続き、長谷川穂積(WBC世界バンタム級)と並んで日本歴代3位タイとなる。

 「2回もダウンをしていいところを見せられずにすみません」と王者。それでも4日は沙也乃夫人の31歳の誕生日ということもあり、リング上から「沙也乃おめでとう。沙也乃の誕生日が一番のプレッシャーでした」とようやく笑顔を見せた。

 山中の通算戦績は27戦25勝(17KO)2分け。ソリスは28戦23勝(10KO)4敗1分け。

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