辰吉、武豊と「引退」話題で盛り上がる

笑顔でガッチリ握手を交わす辰吉丈一郎(左)と武豊=ザ・ウェスティン大阪(撮影・山口登)
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(45)が28日、大阪市内でJRA騎手の武豊(46)とテレビ番組の企画で対談した。初対面の2人だったが、同世代ということもありすぐに意気投合した。

 武は辰吉について「(会う前は)怖いイメージがあったが、ドキュメント番組などで頑張っている姿を見ていた。印象に残る言葉ももらった。会えてうれしかった」と笑顔。辰吉は「イメージどおり。馬を扱うんだから相当繊細じゃないとできない。もっといろいろ話をしたかった」と語った。

 2人が特に盛り上がったのが「引退」についての話題。「なんでこんなに長くやっているんですかとか、いつまでやるんですかとよく聞かれるが、デビューしたての新人さんには聞かないはず」と武。リング復帰を目指して練習を続けている辰吉も「目標に向かっている途中に、なんでそこに向かっているのと聞かれても、何て答えればいい?答えようがない」と呼応した。

 武について「感覚的なところが違うんで、ものすごく興味がある。会ってよかった」と辰吉。先日は前中日投手の山本昌広氏(50)とも都内で対談したが、同世代のレジェンドからも大きな刺激を受けたようだった。

 これらの対談は、ドキュメンタリー映画「ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-」(阪本順治監督)の特番としてCS放送「日本映画専門チャンネル」で2月11日(後9・00)に放送される。映画は2月20日に大阪で先行公開され、その後全国で順次公開される。

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