長谷川穂積が現役続行!12月に次戦

 ボクシングの元世界2階級王者でWBC世界フェザー級8位、IBF同15位の長谷川穂積(34)=真正=が2日、神戸市内で現役続行を表明し、12月11日、神戸市立中央体育館でフェザー級10回戦を行うことを発表した。相手は世界ランカーに絞り、5人程度をピックアップ。今月中にも決まる見込み。

 引退覚悟で臨んだ5月9日、世界ランク9位、無敗ホープのオラシオ・ガルシア(メキシコ)に大差判定の完勝。試合直前に右足首のじん帯を断裂しながら、圧倒的不利の下馬評を覆し、全盛時並みの動きを取り戻した。

 見事な復活劇だったが「あの試合だけにかけていた。満足もあった。(終わってからは今後)何のためにやるのか、意味が分からなかった」と、試合後は燃え尽きた。

 引退に傾きかけた気持ちを持ちながら練習を再開。知人を介し、始めた新たなトレーニングが転機だった。

 「スタミナ、筋力すべての箇所を総合的に上げるトレーニングに効果を実感した」。週2回通ううちに、自分が強くなっているのが分かった。「強くなっている自分がいた。強くなった自分を自分が見てみたい。強くなっているのに辞める必要はない。それを試すには試合しかない。ボクシングを極められるなら極めたい」と、今夏には現役続行を決めていた。

 次戦をクリアすれば、来年には世界王座に挑戦する予定。山下正人会長は「追う立場になっているので、いけるかどうか見極めていかないと。歯が立たないレベルなのかどうか。俺はいけると思っている」と、次戦を再び世界に挑むための重要なテストに位置づけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス