11月引退の天龍、オカダ戦へ交渉入る

握手を交わす天龍(左)と藤原
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 11月15日に両国国技館で引退試合を行う天龍源一郎(65)が27日、新日本のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(27)との対戦へ向け、本格交渉に入ることを宣言した。

 天龍プロジェクト新木場大会の試合後、天龍は突然、「何とかというヤツと戦いたいけど、見たいと思う人がいたら拍手して」と観客に尋ねた。大きな拍手が起こった反応に、「じゃあ、季節外れのうなぎでも捕まえに行きますか。これから嫌な団体と交渉してみたいと思います」と返した。

 手ごたえはある。天龍は新日本に引退のあいさつに行った際、協力の申し出があり、中邑真輔らに加え、オカダの名前が出たという。天龍とオカダには因縁がある。オカダが12、13年にプロレス大賞MVPを獲得した際、過去に連続受賞を経験した先人の天龍、アントニオ猪木氏、ジャンボ鶴田(故人)に対し、「僕と同じ時代じゃなくて良かった。同じ時代ならできていない。僕に感謝してほしい」とコメント。天龍は怒りの反応を示していた。

 オカダを“あんちゃん”呼ばわりした天龍は「歴代の云々を否定するから頭に来てた。馬場さん以外に頭を下げたことがないけど、(実現へ向けて新日本が)下げろと言うなら下げる」とレインメーカー戦を熱望した。

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