辰吉寿以輝 2戦目も2回KO勝ち

2回、辰吉寿以輝(左)は岡村直樹にKボディーを決める=なみはやドーム(撮影・山口 登)
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 「ボクシング4回戦」(20日、なみはやドーム・サブアリーナ)

 プロ2戦目に臨んだ元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・辰吉寿以輝(18)=大阪帝拳=が2回2分28秒KOで岡村直樹(26)=エディタウンゼント=を倒し、デビュー2連勝を飾った。

 4月のデビュー戦をスーパーバンタム級で戦った寿以輝は今回、父・丈一郎が3度世界王座を獲得したバンタム級に落として初の試合。対戦相手の岡村は大阪・高槻市役所に勤務する“公務員ボクサー”で、この試合までの戦績は1勝3敗だった。

 父、母・るみさん、兄・寿希也さんがリングサイドで見守る中、寿以輝は白地に赤ラインのトランクスで赤コーナーからリングイン。グローブタッチを経てリング中央で左ジャブを出し合う。左右に動く岡村に対し、寿以輝はリング中央で構え、左フックを狙う。初回は手数が少なく、中盤に右ストレートを被弾するシーンもあった。

 2回に入り、硬さがとれてきた寿以輝は左フックで相手をぐらつかせる。そのままプレッシャーを強め、最後は豪快な左フックでダウンを奪った。ダメージが深く、ふらつきながら立ち上がろうとした岡村には、陣営からタオルが投入された。

 2連勝を飾った寿以輝だが、序盤動きに柔らかさを欠き、「まだまだですね」と反省。それでも派手なKOシーンについては「感触は多少ありました」と振り返った。

 なお、父・丈一郎は1990年2月11日、統一世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(米国)がジェームス・ダグラス(米国)に10回KOで敗れ、初黒星を喫した東京ドームのアンダーカードでプロ2戦目を戦っている。前タイ国内王者のチャーチュード・エアウサンパン(タイ)を相手に、初回に不覚のダウンを喫したが、2回に鮮やかな左ボディーアッパー一発で2分18秒にKOしている。

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