17歳加納 6月に国内デビュー戦

 ボクシングWBAアジアミニマム級王座を国内最年少の17歳23日で獲得した加納陸(大成)が17日、兵庫県三田市の同ジムで会見し、6月に同市内で国内デビュー戦を行うことを発表した。

 JBC(日本ボクシングコミッション)の規定により、17歳未満は国内で試合ができない。この1年は海外遠征して7試合(5勝1敗1分け)を戦い、9日にタイ・バンコクで同ベルトを奪取。3月に予定する初防衛戦をクリアすれば、5月のプロテスト受験を前に、世界ランカー入りの可能性も高まる。

 狙うは井岡弘樹氏の持つ国内最年少、18歳9カ月の世界戴冠記録。丸元大成会長は「今回のベルトも、世界ランカーになってのデビュー戦も誰もやったことがない。前人未到。日本人が今までやったことがないことをやろう、と陸とは話してきた。世界戦の準備は進めている」と力を込めた。

 加納も「ありきたりのことをやっても注目されない。ボクシングと言えば加納陸と思われたいし、有名になりたい」と世界ロードを見据えた。

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