五輪銅の清水 準決勝で敗れ銅メダル

 「仁川アジア大会 ボクシング」(2日・仙鶴体育館)

 ボクシング男子のライト級準決勝に挑んだロンドン五輪銅メダリストの清水聡(28)=ミキハウス=は、ドルジニャンブ(モンゴル)に0‐3で敗れ、銅メダルに終わった。序盤から果敢に攻めてきた相手の勢いに押され、有効打を許した。第2Rには盛り返す場面もあったが、最後まで相手の圧力に手を焼き、完敗した。「やられちゃいましたね。とにかく一戦一戦と思っていた。勝ちたかった。それだけ」と、悔しそうな表情を浮かべた。

 ロンドン五輪後は競技を離れていたが、今年3月に復帰。16年リオデジャネイロ五輪も視野に入れ、バンタム級に転向する意向を示した。「減量がキツいんで。僕もボクシング界では長老だから。でもプロにも内山さんみたいに長くやっている人もいるし、刺激をもらって間張りたい。課題が見つかったので、しっかり自分のボクシングを見つめ直したい」と、今後を見据えた。

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