帝里「辞められない」海外修行で再出発
IBF世界スーパーフライ級6位・帝里(ている)木下(28)=千里馬神戸=が世界王座決定戦敗退から一夜明けた19日、神戸市内の所属ジムで会見した。
帝里は「このままでは辞められない。もう1回、世界を目指す。1敗は僕をでかくしてくれる」と再起を明言した。
今後の照準は東洋太平洋や日本王座は視野に入れず世界再挑戦1本。会見で千里馬啓徳会長は突然、海外武者修行指令を出した。
「海外でノンタイトルの試合をする。海外だとKOで勝たないと。海外の厳しさを味わって海外で勝てる選手にならないと。そこで負けているようでは世界王者になれない」。
国外に行くことなど帝里は寝耳に水。それでも「僕のことを考えてくれているのがうれしかった。ハングリー精神が少な過ぎた。強くなるためならやる」と前向きに受諾した。