イチロー1号3ラン ファン総立ち

 メッツ戦の8回、右越えに今季初本塁打となる3ランを放つマーリンズのイチロー=マイアミ(共同)
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 「メッツ3-7マーリンズ」(29日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が「7番・左翼」で出場し、4打数1安打3打点。1点リードの八回1死一、三塁の場面で1号3ランを放ち、打率を・263とした。

 同じ1973年生まれ、41歳の先発コローンとの今季2度目の対決。過去の対戦打率・300(90打数27安打)の右腕に対し、二回の第1打席は三ゴロ。カウント2-2から外角、143キロ直球を打って出たが正面のゴロだった。

 1点を追う四回2死走者なしの打席は遊ゴロ。2ストライクから3球目、140キロのツーシームを打ち返したが、力のないゴロを前に出ながら捕球しようとした相手遊撃手が後逸するエラーとなった。同点の六回2死無走者の打席は2ストライクから3球目、外角高めの150キロ速球を打って投ゴロだった。

 イチローコールが渦巻いたのは1点リード八回の打席だ。1死一、三塁の好機。中継ぎ左腕のA・トーレスに対し、カウント1-2からの8球目、内角150キロ速球を右翼席へ会心の一撃。地元ファンの興奮が渦巻く中、ダイヤモンドを気持ちよさそうに回った。

 ヤンキース時代の昨年7月25日のブルージェイズ戦以来となる一発。ベンチに戻ったイチローは仲間たちからもみくちゃにされて満面笑み。地元ファン総立ちのカーテンコールにベンチから右手でキャップを掲げてこたえた。

 試合は、マーリンズが同地区首位のメッツに2連勝し、3カード連続勝ち越し。借金を「2」とした。

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