【中山記念】ドゥラメンテ始動

 「中山記念・G2」(28日、中山)

 豪華メンバーが集結するなか、最大の注目馬はもちろん昨年の2冠馬ドゥラメンテ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。ダービー制覇後に両前トウ骨遠位端骨折が判明し、今回は9カ月ぶりの実戦。「寒い時季で骨折明け。慎重にならざるを得ない部分もありますね」と橋本調教助手のトーンは控えめだが、そこは底力で対処したい。ドバイ遠征、凱旋門賞挑戦など海外を見据える1年。皐月賞を制した中山で好発進を決めて、無限の可能性をアピールする。

 皐月賞、菊花賞でともに2着のリアルスティール(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)も、G1初Vを見据えて今季初戦を迎える。2週続けて栗東CWで長めから意欲的に併せ馬を行うなど、調整は順調。1週前に騎乗した福永祐一騎手も「太め感はないし、イメージ通りです」とドゥラメンテとの4度目の直接対決(過去1勝2敗)に気合が入っている。

 昨秋は天皇賞、マイルCSでともに3着のイスラボニータ(牡5歳、美浦・栗田博憲厩舎)は「同じ休み明けでも(3走前に3着の)毎日王冠よりもいい」と蛯名正義騎手が話すように、仕上がりは上々だ。

 栗東・角居勝彦厩舎は2頭出し。順調度で前記の面々を上回るフルーキー(牡6歳)と、昨年のジャパンC2着馬ラストインパクト(牡6歳)はともにチャンスがありそう。まだ底を見せていないアンビシャス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)も争覇圏内だ。

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