「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役や「エースをねらえ２」の岡ひろみ役などで知られる声優の水谷優子さんが１７日、乳がんのため亡くなった。５１歳。所属事務所の公式サイトで１９日、公表された。訃報を受け、水島裕をはじめ、同じ事務所の荒川美奈子、古川登志夫ら声優仲間がブログやツイッターで追悼のメッセージを書き記した。

　サモ・ハン・キンポーの吹き替えや、ＴＢＳ系「ひるおび！」のナレーション、クイズ番組への出演などで知られる水島はブログで「水谷優子さんが旅立たれたそうです」と伝えた。

　番組で一緒になることは少なかったというが、「たまに会うと、なんだか、はにかんだような笑顔だったのが印象的です」と素顔の水谷さんを回顧。「僕には、少女を演じるイメージが強い水谷さんでしたから、お亡くなりになったと聞いても、納得できません。心からご冥福をお祈りいたします」と記した。

　水谷さんが自宅に泊まるなど、プライベートでも交流の深かった荒川は「言葉にならない」のタイトルでブログを更新。「水谷優子さんの訃報を受け取りました。優子ちゃんの可愛い声が、愛らしい笑顔が頭の中でグルグル回っています」とショックの大きさを隠せず。「我が家に泊まるときには『知恵子さん、パジャマお借りしますね』っと律儀に言葉に出して、本多知恵子さんの置きパジャマを着て」と在りし日の思い出を振り返った。

　乳がんで闘病の末、力尽きた水谷さん。親しい間柄こそ、体調の変化を感じ取っていたようで、「優子ちゃんの愛車で駅まで送ってもらった時に、スリムになり過ぎていることが気にはなったし、知恵子の話をした時にも、気にかかることはあったけれど…。残念でしかたありません。」ともつづった。

　また、「ワンピース」のエースや「うる星やつら」の諸星あたる役で知られる古川はツイッターで「え、水谷優子さんが！？」とつぶやいた後、「Ｙａｈｏｏ！ニュースでも、水谷優子さんの訃報。。。。謹んで哀悼の意を表します。」とお悔やみをツイートした。