舛添氏釈明会見、都庁会見室は超満員
東京都の舛添要一知事が13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑についての釈明を行った。
東京都庁6階の会見室ではテレビカメラが20台以上並び、椅子は85席程度用意されたが満席で、さらに会見室内の通路も記者、カメラマンであふれる状況となった。
都職員によると、通常時の会見では60席程度が、議題によって埋まるかどうかで、通路まで人で埋まるのは久々だという。
この日の会見で舛添氏は、自身の政治団体(現在解散)が政治資金収支報告書に計上した「飲食代」の一部に私的な飲食費が含まれていたことを明かした。また家族旅行代ではないかと疑惑視された、2013年正月と14年正月の、千葉県内のホテルでの「会議費用」約37万円は、都知事選出馬などに関する重要な会議を、家族と宿泊していた部屋で行ったと説明し「私は政治活動だと思っている」と主張した。
そのうえで収支報告書の訂正・削除および返金を行うとし、進退に関しては「全力を挙げて都民のために働く」「東京を世界一の町にする」と続投、さらには再選を経ての2020年東京五輪への意欲を示した。
