安倍首相をたじろがせた「保育園落ちた」のブログ筆者が１６日、ツイッターを更新し、「あっという間の１ヶ月でした」と感慨深げにつぶやいた。

　「保育園落ちた日本死ね！！！」は２月１５日に匿名ブログサイトにアップされたもので、待機児童を抱える多くの母親の共感を呼び、安倍首相の国会での答弁が母親たちのデモまで引き起こした。

　このブログからリンクされている「保育園落ちた人」のツイッターで、ブログ筆者は様々な考えを発信してきた。

　たとえば、言葉遣いが汚いという批判には「今までもちゃんとした丁寧な言葉で待機児童の大変さを切実に訴えた方は沢山いると思うんですよ。それでもダメでずっと我慢してきた人達にたまたまあの文章が目に入っただけだと思うんですよ」と冷静に対応していた。

　これだけ大きな反応を生み、政府の対策まで引き出した筆者は、しかしまだ匿名のまま。この日のツイッターでは「そういえば昨日であの文章書いてから一ヶ月か。色んな事がありすぎてあっという間の一ヶ月でした」と感慨深くつぶやき、「少しでも早く待機児童問題が解決しますように」と、祈るようにツイートした。