茂木氏 ショーンK経歴詐称で持論
脳科学者の茂木健一郎氏が16日、経歴詐称が明らかになったショーンKこと経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)について、「世間の価値基準に対する一種の『適応』」と自身のブログで分析した。
公表していた輝かしい経歴の多くが詐称だったことが判明した川上氏について、「学歴について、事実とは違う情報を開示されていたことについては、良くない」とした上で、「一方で、そのようなショーンKさんの行動は、学歴や、ハーフや、『ハーバードMBA』といったラベルをありがたがる、世間の価値基準に対する一種の『適応』だという感じがしてなりません」と分析した。
茂木氏は自身について「その人の肩書とか、学歴」に興味がない「変わり者」と自称。「もし、ショーンKさんの回りに、私のような変わり者がもっといたら、違ったことなっていたのかな、とも思います」と周囲や世間の価値観が、肩書き重視の経歴詐称につながった可能性を指摘した。
16日早朝に更新したブログでは「ショーンKさんとラジオ番組でご一緒した時、私は、そのお人柄や、ご発言の的確さなど、素敵だと思いました」と川上氏について記述していた。
