海老蔵、4歳長女が弟の舞台に感動し涙
歌舞伎俳優の市川海老蔵の長女・麗禾ちゃん(4つ)が、歌舞伎座興行で初お目見えの舞台に立つ弟の勸玄君(2つ)を客席から見守り、感動して泣いたことを4日、海老蔵がブログで明かした。
海老蔵は最初に3日、「勸玄の初お目見えを歌舞伎座の客席で観て 涙を流したそうです」と一緒に座っていた麻央夫人から教えられたことを書き込んだ。
この涙について海老蔵は「それを聞いて、ハッとした!どっちの涙だ!?と…」と思案した。麗禾ちゃんは弟が頑張る様子に感激したのか、あるいは、男でなければ跡継ぎとはなれない歌舞伎界のルールを知ってのことなのか。
悩んだ揚げ句4日朝、海老蔵は「どうして泣いたの?」と聞いてみた。すると麗禾ちゃんは恥じらいながら「感動したの」と答えたという。
麗禾ちゃんは物心ついたときから歌舞伎が大好きで、今年3月には熊本・八千代座で海老蔵に抱かれて初お目見えを果たしている。しかし、麗禾ちゃんにとって、その後はない。そんな思いが涙になったのかと思案していただけに…。「ホッとした…感動の涙だった事を知り本当に良かった」と海老蔵は胸をなで下ろした。
「麗禾の場合は感動よりも現実を知る事の涙かと正直私自身思っていたし普段からそういう雰囲気が稀にあるので心配してましたから、純粋の感動という事を知り 私も感動した朝でした」
海老蔵には妹の舞踊家、市川ぼたん(36)がいる。そのぼたんが今年1月に上梓した著書「ありがとう、お父さん 市川團十郎の娘より」を読んで、海老蔵は初めて、ぼたんの「歌舞伎の家に生まれた女」の寂しさを知った。「生まれて初めて妹を抱きしめてあげたい…とおもった」(1月19日更新のブログから)。
いずれ麗禾ちゃんは、ぼたんと同じ思いをするかもしれない。海老蔵はその日を覚悟し、今回の涙がそうでなかったことにひとまずは安心した。
