歌舞伎俳優・片岡愛之助（４３）が３１日、大阪市内のホテルで行われた「第八回永楽館歌舞伎公演」（兵庫県豊岡市、１１月４日初日）の製作発表に出席。２８日に女優・藤原紀香（４４）と交際中であることを明らかにして以降、初めて取材陣の前に姿を見せた。

　会見では冒頭、公演以外の質問ＮＧが伝えられ、愛之助は苦笑い。終了後に報道陣から「交際が順調ですか」と声をかけられると、「ありがとうございます。定番で」と照れ笑いを浮かべた。

　続けて報道陣から「結婚は考えているのか」「紀香さんは（公演に）来るのか」との質問が飛んだが、愛之助はにこやかな笑みを浮かべたまま多くを語らず、会場を後にした。

　会見では、多忙な愛之助に「東京での活動・生活が楽しそうだが」との質問があったが「首都が東京なのは仕方ないですが、僕の上方を基盤にした活動はぶれない芯ですから、１日でも多く上方で歌舞伎公演をかけたい」と返した。

　愛之助は２８日にブログで交際宣言後は、横浜市での日本舞踊公演などに出演したり、３０日には大阪・松竹座で９月公演の舞台稽古を行っているが、いずれも報道陣には姿を見せずに立ち去っている。

　会見で、幕末期に但馬出石に潜伏していた桂小五郎を主人公にした公演演目「青雲の座」に関して「愛之助さんも人に見つからずに行動するのが得意」と問われると「僕ね、そういうの好きなので。『逃走中』って番組がありますが、ハンターに見つからずに逃げる。大好きですね」とニヤリとする一幕も。

　紀香との交際自体には多くを語らなかった愛之助。ホテルを出る際に報道陣から「こちらは連戦連敗」と話を向けられると「ごめんなさいね」とにこやかに手を合わせていた。