桜木みなと 柚希礼音と同じ配役に感激

 宝塚歌劇団宙組の新人公演「王家に捧ぐ歌」が23日、兵庫県・宝塚大劇場で行われ、研7の桜木みなとが前回の「白夜の誓い」に続き連続主演した。ヒロインのアイーダには2月に組配属となったばかりの研2の星風まどかが抜擢された。

 1本物のミュージカルで、通常より長い1時間45分の公演となったが、桜木・星風を中心に見事なアンサンブルで、新人公演とは思えないレベルの高い公演となった。

 新人公演の一番上の期となった桜木は「前回よりも周りを見ることができました。長の期だし、アイーダも引っ張らなければならないし」と余裕の舞台を見せた。長時間公演にも「ペース配分やスタミナが大変でした。でもやりきることができました」と満足そうに振り返った。

 「王家-」は12年前に星組で初演された。桜木は本公演では主人公ラダメスの友人メレルカを演じ、新人公演では主演した。これは先日退団した柚希礼音と全く同じ配役。「柚希さまがされた役と同じで光栄です」と、長くタカラヅカをけん引したトップ・オブ・トップと同じとあって満面の笑みを浮かべた。

 前回は名前の“桜木”にちなみ「満開です」と出来栄えを評したが、今回も「いまの自分の力は全部出したから100点です」と満点評価。星風もこれにつられたように「私も100点。ただただ桜木さんに付いて行きました」と初々しさを見せていた。

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