NHK会長 「花燃ゆ」テイクオフまだ

 NHKの籾井勝人会長が4日、都内で定例会見を開き、視聴率が低迷する大河ドラマ「花燃ゆ」(総合、日曜、後8・00)について「まだテイクオフ(離陸)してない感じ」と飛行機用語を使い、いまだ飛び立つことができていない“苦悩”を表現した。

 4月14日の定例会見では「やはり低すぎるという気がしている」「(ここまでは)話が散漫だったかなという気がしています。これから上がっていくと期待している」と話していたが、この日は「期待しているが、まだテイクオフしていない感じがする」と上昇気流に乗る以前の、飛び立つことも出来ていない状態と表現した。

 若泉久朗制作局長は、今後は総集編の第2弾放送や、歴史番組などで長州を取り上げるなど、「花燃ゆ」盛り上げのための“てこ入れ”をしていくことを明らかにした。

 「花燃ゆ」の初回視聴率は16・7%。その後も数字は伸びず、4月12日放送分では9・8%と10%割れを記録。5月17日放送分も再び10%割れの9・4%となり、低空飛行状態が続いていた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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