野口健さん、ネパール支援を呼び掛け

 ネパールで25日に発生し、多くの被害を出しているマグニチュード7・8の地震について、エベレスト登頂を目指していたアルピニストの野口健さん(41)が公式ブログを更新し続け、現地の被害を伝えるとともに、26日には支援のための募金を呼び掛けた。

 野口さんは25日、ゴーキョピーク登頂後、ロブチェピークに移動している際に地震に襲われた。

 「僕とシェルパは、しゃがんでじっとしていました。真っ白な中、落石が落ちてくるので、10分くらい、岩陰などに隠れてじっとしていました」と発生時の様子を記し、さらにポルテ村の様子を「家々が壊れており、今も余震が続いているようです」と伝えた。

 現地にいて、目撃した被害の大きさは、野口さんをじっとさせていなかった。発生翌日の26日には、早くも日本のNPO法人を通じて支援呼び掛けを始めた。

 「エベレスト街道沿いの村、また、マナスル地域のサマ村の支援をネパール山岳協会とともに行っていくことと致しました」とブログで発表、寄付金の振込先等を掲載した。物資の援助については受け入れ態勢が整っていないことから扱っていないという。

 野口さんは27日にクムジュン村まで下山、日本のメディアからの取材に応えて現地の惨状を伝えるとともに、自らのブログにもその目で見た被害を「まるで戦場だった」と多くの写真とともに記し、「自身に与えられた役割に向かってやるべきことをやりたい」と決意を伝えた。

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