お笑いコンビのトータルテンボスが２５日、カンテレ（関西テレビ）のバラエティー番組「昼間っから激論バラエティ　胸いっぱいサミット」に出演し、中国人観光客が大阪に激増したあおりを受け、自身も所属する吉本興業のタレントたちが安いホテルに泊まれなくなった窮状を訴えた。

　番組のテーマが「激増する中国人観光客」となり、トータル大村が「吉本がずっと契約していたホテルがあって」と切り出した。場所は吉本の劇場「なんばグランド花月」がある大阪市中央区の難波という。

　大村は「めちゃくちゃいい立地条件の所にあるんです。なんばグランド花月から近くて。芸人さんは安く泊まれていたんです。でも、中国人が増えまくったからでしょうね」と中国人を含む外国人観光客が激増した影響を示唆。

　続けて大村は「中国の方は正規料金で泊まるでしょうからホテル側が、こんなに中国の方が来るなら芸人は邪魔だとなったんです。契約破棄されたらしくて。そこに泊まれなくなったんです」と吉本タレントが安く泊まることができなくなったことを嘆いた。

　相方のトータル藤田も「遠いところになったんです、最近。すごい不便なんです」とぼやくとＭＣのハイヒール・リンゴは「ホテルも商売やからね」と利益を上げるためには致し方ないとの立場。

　トータル藤田は「たまにそのホテルに泊まる時があるんですけど、（値段が以前の）倍くらいになってます」と話した。