萩原さんの最後…まゆ美夫人が明かす

 バイク事故で22日に亡くなった俳優の萩原流行さん(享年62)の妻で女優のまゆ美さんが23日朝、都内の閑静な住宅街にある自宅で悲しみを語った。

 憔悴しきった様子で自宅前に現れたまゆ美夫人は、萩原さんが美容室に行く途中であったことを明かした。「玄関前で『気をつけてね』と声をかけたのが最後でした」と唇をかんだ。

 死因は心房破裂とみられるが、遺体は現在、検視がまだ済んでいない状況。そのため葬儀のめどは立っていない。

 萩原さん生前から死に対する話はよくしていたといい。「死を公表するな」「墓もいらない」など語っていたという。そんな意向を汲み、葬儀は密葬形式で行う予定。「あまり心を開かない人だったので…」と極々内輪で営むことになるという。

 最近はなぜか昔話をすることが多くなっていたといい、「20歳から42年間ずっと一緒でしたので…まるで夫婦漫才のようでした」と瞳を潤ませた。

 萩原さんは1992年ごろから、うつ病を患い、88年に同じ病気を発症した妻のまゆ美とともに闘病を続けていた。2009年には著書「Wうつ」を出版。近年は闘病経験を講演する活動を行っていた。

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