古舘氏 自民聴取に番組内でコメント

 自民党の情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚生労働相)が17日、テレビ朝日とNHKの幹部を呼び事情を聴取したことを受け、同日放送された「報道ステーション」の中で、古舘伊知郎キャスターが「伝えるべきだというニュースを伝えていく」とコメントした。

 この日は“報ステなどの内容めぐり自民 テレ朝・NHK聴取”として、非公開で1時間にわたり行われた聴取について報道。3月27日放送の「報ステ」で、コメンテーターだった元経済産業官僚の古賀茂明氏が自身の番組降板に関して菅義偉官房長官らから「バッシングを受けてきた」と発言したことについて質問が相次いだことなどを伝えた。

 古舘氏は「世の中、100人いれば100通りの考え、意見があると思うんですね。下から見たり、上から、あるいは横から、斜めから、角度によってもまた意見が大きく変わってくると思うんですね。今の私が言えることは一つなんです。それはテレビを見ている方に出来うる限りまっすぐ向いて、伝えるべきだというニュースを伝えていく、その決意のみでございます。あとはテレビをご覧になっている方のご判断です」とテレビカメラに向かい、ゆっくりと丁寧な口調で話した。

 自民党とテレ朝の関係をめぐっては、「アベノミクス」を取り上げた昨年11月の「報ステ」の内容が偏っているとして、同党が文書で「中立」を要求したことが波紋を広げた。

 今回の聴取について野党は言論の自由を脅かす恐れがあると批判している。

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