３月の衆院本会議を病欠した前後の不可解行動が疑惑騒動に発展した上西小百合衆院議員（３１）の公式ＨＰに、維新の党から除名処分を受けた後も残り続けていた「大阪都構想」のバーナーリンクが、１５日に削除された。橋下徹大阪市長（維新最高顧問）の「外して」発言に反応したようだ。

　上西氏は除名処分後、公式ＨＰから維新マークなどを削除したが、一方で「大阪都構想」「衆議院」「吹田市」などのバーナーリンクは残していた。

　これに対し橋下氏は、１３日に大阪市役所で改めて上西氏を公認したことを陳謝した際に、記者団から、上西氏ＨＰに都構想のリンクを残していることを聞かれると「政治家としての考えでしょうが、何（の力）にもなりません。消してもらっていい」と戦力外だと断じ「毎日新聞とかでコラム書いたら？維新批判とか」と突き放していた。

　この橋下氏発言に敏感に反応するかのように上西氏のＨＰから「都構想」のリンクが速攻削除された。一方で、ＨＰがリニューアル中のためか、中央部に「ご支援お願いします！ネット銀行・クレジットカードでの献金はこちら」と書かれた「献金コーナー」だけが残る、政治家ＨＰとしてはよろしくない状況は続いている。