ウルトラセブン幻のアンヌ隊員と再会

“幻のアンヌ隊員”の元女優、豊浦美子さん
元女優の豊浦美子さん(左)とひし美ゆり子
女優のひし美ゆり子
3枚

 特撮テレビ番組「ウルトラセブン」でヒロインのアンヌ隊員を演じた女優のひし美ゆり子(67)が11日、兵庫・神戸市内で行われた市民講座「灘大学」のトーククイベント「アンヌ隊員 神戸を語る」に出演し、“幻のアンヌ隊員”と再会した。

 ひし美が約48年ぶりに再会したのは、元女優の豊浦美子さん(71)。実は当初、豊浦さんがアンヌ隊員を演じる予定だったが、映画「クレージーの怪盗ジバコ」(67年)への出演が急きょ決定し、降板。ひし美が代役としてアンヌ隊員役に抜擢された。

 豊浦さんが西宮市在住だったことから、ひし美が「ぜひお会いしたい」と呼びかけ、2人のアンヌ隊員の共演が実現した。

 東宝所属女優の先輩だった豊浦さんに会ったひし美は「全然変わってなくて“ワーッ”って言っちゃいました」と喜んだ。豊浦さんとは「-セブン」以前にCMで共演した仲。「豊浦さんがいなければ今のわたしはいません。運命を変えた人です」と改めて感謝の気持ちを伝えた。

 この日は約120人のファンが集まりトークは大盛り上がり。豊浦さんは「『ウルトラセブン』は長く愛されて、今でもこうやってファンの方が集ってくださるでしょ。“こっちに出てれば”って思うことはありますね」と運命のいたずらを笑った。「ウルトラマン」は高視聴率を記録していたが、やはり「子供のドラマ」という印象があり、迷わず映画出演を選んだという。

 豊浦さんに合わせて作った「ウルトラ警備隊」のユニホームをひし美が着たため、よりボディーラインが強調されたという伝説について、ひし美は「久しぶりにお会いして、やっぱり小柄な方だったんですよね」とサイズの違いも再確認。豊浦さんは「入らなかったのは胸だけで、ウエストはブカブカだったらしいですよ」と笑わせた。

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