松っちゃん白鵬発言に同情

 お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志が1日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、審判部を批判する発言をした大相撲の横綱白鵬に同情した。

 白鵬は初場所13日目の稀勢の里戦で同体、取り直しと判定されたことを不服とする発言を26日にしていた。その中で「肌の色は関係無い」、「同じ土俵に上がってまげを結っているのであれば日本の魂」と人種差別を受けていることをうかがわせる発言もあった。

 「ワイドナショー」ではテロップに「肌の色は関係無い」という発言を表示し、この人種差別の点を重点的に取り上げていた。松本は「白鵬さんが、そう思ってしまっているのなら、そう思わせた方にも責任がある。どっかで差別を受けている感覚があると思っているのなら払しょくしないといけない」と見解を述べた。

 取組内容そのものについても「白鵬さんが勝ってますよね」とし、「モンゴルの人同士だったら、取り直しがあったのかどうなのかとというのは、もしかしたらなかった気がしないでもない」と指摘した。

 番組には元大関で現タレントの小錦八十吉が解説者として出演した。「相撲は横綱が勝ってると思う」とした上で、「そろそろ言ってもいいと思う。私た

ち外国人は差別の気持ちを感じる」と心情面でも思いやった。

 現役時代に白鵬と同じような状況に立ったことがあった。86年夏場所で北尾と対戦。勝利したかに見えた一番に物言いがつき、取り直しで小錦が右膝に大けがを負った。白鵬は「命をかけている」という発言もしているが、小錦も「そのことがあるから僕も分かる。1回だけの勝負で人生変わりますよ」と擁護した。

 また、92年に「(小錦が)横綱になれないのは人種差別があるからだ」とする発言がニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたことが大騒動となったが、これは部屋の若い力士が話したものが記事にされたと振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス