ゴスペラーズ 伝記映画のイベントに登場

 ビーチ・ボーイズと並び称される伝説の米コーラスグループ、フォー・シーズンズの伝記映画「ジャージー・ボーイズ」(27日公開)の公開直前イベントが22日、都内で開催され、日本を代表するコーラスグループのゴスペラーズがフォー・シーズンズの大ヒット曲「シェリー」を生で披露した。

 米トニー賞を独占した傑作ミュージカルを巨匠クリント・イーストウッド監督が映画化したもので、安岡優は「グループの今後を決断する際に、グループだけで話すシーンがあるんです。彼らの決断と、そこに秘められた覚悟に感動。男5人で泣きました」と、グループならではの視点で絶賛した。

 北山陽一は「一人一人の気持ちが丁寧に描かれていました。僕らもグループとして見てもらうにも楽しいけれど、それぞれのキャラクターも見てもらいたいと思っています。その監督の目線に共感しました」、村上てつやも「(フォー・シーズンズのような解散の危機は)ないと言えますね。自分たちは映画のような劇的なドラマが少ないグループ」と、やはりグループならではの見方を示した。

 また、安岡が「結成する前に、解散の原因はたいてい『お金』『女性』と聞いていました。だから、給料をきっちり割ることを決めていたんです。黒沢(薫)がソロ出した時もきっちり割りました。女性はノーコメントで」と、グループが長続きする秘けつを公開した。

 ゴスペラーズは17日にリリースしたばかりのニューアルバム「The Gospellers Now」で「シェリー」をカバー。村上てつやは「20年間やってきたからこそ、僕らの歌で『シェリー』を皆さんに届けることができるんだと思います」と喜んでいた。

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