海老蔵 世界遺産の醍醐寺で舞う

国宝唐門の前で取材に応じる市川海老蔵=京都市伏見区の醍醐寺
2枚

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(36)が31日、京都市伏見区の醍醐寺で行われた特別公演「~歌舞音曲~醍醐の宴」に出演した。京都・南座「九月花形歌舞伎」(9月2~26日)の前夜祭イベントで、父・市川團十郎と共演した05年4月以来、9年ぶりに創作舞踊を披露した。

 同所は1598年4月、豊臣秀吉による「醍醐の花見」が盛大に行われた場所として知られる。世界遺産にも登録されており、同寺の三宝院は来年創建900年の節目を迎える。

 由緒ある地での再公演に海老蔵は「うれしいですね」と率直な思いを口にした。「醍醐寺でこういうことをしているということを少しでも知っていただける。9月からの南座公演に少しでも興味をもっていただければ」と意義を説明。同寺関係者から庭が有名であることを教えられると「来年はちょうど900年ということもあり、できればそのお庭で踊ってみたいと、ひそかな野望を実は昨日歩きながら思いました」と明かした。

 また、この日更新したブログで「ノンストップさんでも話題となったこの方が市川一門に九月から入りました!!」と顔を伏せた写真付きで紹介している人物が四代目坂東薪車(42)であることを公表。本名の鈴木道行から「市川道行」として数カ月修行し、「ゆくゆくは市川の中でお名前を差し上げられれば」と話した。9月2日からの南座公演にも出演予定。

 四代目薪車は師匠の坂東竹三郎に無断で「秋元道行」の新芸名を名乗って活動し、現代劇にも出演。今年1月末付けで芸養子解消を通知され、名跡を返上していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス