柳家小三治 人間国宝に、落語家3人目

人間国宝に選出された喜びを語った柳家小三治=東京會舘
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 文化審議会(宮田亮平会長)は18日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に古典落語の十代目柳家小三治(74)=本名・郡山剛蔵=ら7人を認定するよう下村博文文部科学相に答申した。政府は、9月にも答申通り告示する。存命中の人間国宝は116人となった。

 落語家としては師匠の五代目柳家小さんさん、三代目桂米朝(88)に続き3人目となった小三治は、快挙にもあくまで自然体。師匠に肩を並べた形だが、「本当にうれしいのは勲章や肩書じゃない。寄席に来てくれるお客さま一人ひとりが喜んでくださるのがうれしんですよ」と浮かれる様子はなかった。

 「闇の中から黒いつぶてが飛んできたような感じ。でもあえて言っときましょう“とてもうれしかったです”ってね」と驚きと喜びを表現した。

 すでに小さんさんの仏前に報告も済ませており「師匠は『もらいやいいんじゃねぇか』って言うと思います」と話した。特別助成金が交付されることには「師匠の姿を見てるんで、後の人のために何もしないってわけにはいかないよね」と後進の指導に役立てることを約束した。

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