T・L・ジョーンズ マッカーサー称賛

 米俳優トミー・リー・ジョーンズ(66)が18日、都内で映画「終戦のエンペラー」(27日公開)の来日記者会見を行い、太平洋戦争後に来日し、連合国軍最高指令官として日本を統治したダグラス・マッカーサー元帥を称賛した。

 映画はマッカーサー元帥の命令で昭和天皇の戦争責任を調査したボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス=46)の目を通して戦後の日本を描いている。マッカーサー元帥を演じたジョーンズは「日本の復興のために奮闘し、平和をもたらせようとした姿に感動しました」とこれまで知らなかった一面に心を動かされた様子だった。当初は「似ても似つかない」と演じることにためらいもあったが「サングラスとコーンパイプで何とか近づけたかな」と役作りの苦労も告白した。

 会見には女優・初音映莉子(31)、俳優・西田敏行(65)、女優・桃井かおり(62)ら日本人キャストも出席。フェラーズ准将の恋人・アヤを演じた初音は「フォックスさんとは本当にお互い信頼して演技できました。仲良くなるために2人で映画に行ったりもしたんです」と“デート”したことを明かした。出演者は会見後にアメリカ大使公邸を訪れ、昭和天皇とマッカーサー元帥が2ショットを撮影したのと同じ場所で記念撮影した。

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