橋下市長、娘に暗証番号解除され反省

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が3日、ネット界の一部で「スマプリ総統」とのニックネームが浮上していることに、まんざらでもない笑みを浮かべ「それは皆さんがつけることですから」と受け入れる考えを示した。大阪市役所で記者団の質問に答えた。

 発端は今月1日の休日に、橋下氏のツイッターから「スマイルプリキュア」との書き込みが発信されたこと。直後に橋下氏は小学校1年生の娘のイタズラであることを説明。だがネット界は、連日、政治に関して強烈な主義主張を連続ツイートする橋下氏のツイッターに、美少女戦士が活躍するアニメタイトルが書き込まれたギャップをおもしろがり、「実は市長の趣味では?」などと大盛り上がりとなっていた。

 ネット界では、漫画好きの麻生太郎副総理に、愛読していた漫画にちなみ「ローゼン閣下」との愛称がついている。今回はこれに続き、橋下氏を「スマプリ総統」と命名する案も浮上していた。

 この日、橋下氏もネット界の盛り上がりは把握していた様子だが、記者団から「スマプリ総統」のネーミングの感想を求められると、一瞬吹き出しそうになりながら「それは皆さんがつけることですから」と容認した。

 橋下氏本人は、アニメ・プリキュアシリーズは「娘がDVDかビデオをかけているのは見たことがある」とのことだ。

 ネット界が沸いたため、橋下氏の娘が発信した「スマイル‐」のツイートは、他のユーザーが広く伝えるために引用する「リツイート」が10万件を突破。昨年の国内1位は約6万8000件で、これを軽く超えた。これに橋下氏は「僕のじゃないんで、娘に伝えておきます(笑)」。

 一方で「政治的な内容が伝わったわけじゃないし」と少し悔しそうにしながらも「僕自身の今までの態度振る舞いと、娘のツイッターの組み合わせ(ギャップ)で、ああいう反響が出た。メッセージとはそういうものなのかと思った」と、メッセージの発信方法について考えさせられる部分もあったようだ。

 一方で、娘に携帯電話の番号ロックを解除されたことに関しては「小学校1年生でもパスワードをじっとみてますから。子供に責任はないけど、家の中でもセキュリティはしっかりしないといけないと、僕自身も反省してます。(ツイート内容が)誤解を与えて混乱を起こすような内容でなくてよかった」と話した。

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