小室 覚醒剤で逮捕ののりピーにお説教

 C型肝炎で闘病中の小室哲哉。詐欺罪で有罪が確定後は、自らの罪を認識した上で、覚醒剤で逮捕された歌手・酒井法子に向けて、プライベートでも責任を持った行動をするよう“お説教”したことがある。

 【以下、09年9月24日の本紙より】

 詐欺罪で音楽プロデューサー・小室哲哉(50)=詐欺罪で有罪確定=が23日、都内の書店で著書「罪と音楽」(幻冬舎刊)の発売記念のイベントに登場。「この本は頑張ります、必ずやります、という所信表明」とあらためて出直しを誓った。また、酒井法子被告(38)の覚せい剤事件について「注目されたいから芸能人になったのだから、公でも私でも責任がある」と述べ、自らの罪を重ねながら、のりピーに“お説教”も繰り出した。

 1984年のデビュー時以来、25年ぶりのサイン会。限定150人のファンとの直接交流を前に、報道陣の囲み取材に小室は応じた。

 著書で、詐欺事件での逮捕、裁判、判決など当時の心境もつづり、小室は「罪を忘れないように、真摯(しんし)に反省し、自らを戒めるためにこのタイミングで書いた。裏切り迷惑をかけてしまったすべての人たちへの贖罪(しょくざい)と誓いです」と神妙な表情で語った。タイトルの「罪と音楽」も脱稿した8月6日に自ら付けたという。

 成功と失敗を経験し、再起を図る小室。「死にものぐるいで頑張って後輩たちに反面教師の意味も含め道しるべになれたら」という。それだけに酒井被告の覚せい剤事件にもひそかに心を痛めていたようだ。

 小室は酒井被告について、自身の事件との性格の違いを挙げながらも「芸能人というくくりでだけは共通項。カメラやマイクを向けられたいから、注目されたいから芸能人になったのだから、責任がある。カメラがある、ないにかかわらず、公でも私でも責任がある」とコメントした。

 最近の小室は新しい音楽制作に没頭。現在は約20曲を歌詞まで仕上げ、40曲のメロディーを作ったという。今後は妻のKEIKOらと組むglobeも本格的に再始動するとみられ、会見では「チャンスはどこにでも転がっているものではない。人に頂くものだと、これほど身に染みて感じたことはなかった」と周囲への感謝を口にした。

 発売された著書は税込み1365円で発売され、初版は5万部。仮に10%の印税契約なら初版分だけでも650万円を小室は受け取ることになり、借金返済への第一歩をこれで踏み出す。

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