海老蔵会見 重圧は日に日に感じている

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が18日、東京都内で行われた「ルテアトル銀座 三月花形歌舞伎」の製作発表会見に出席した。

 父の團十郎さんが3日に亡くなってから初の公の場でもあり、多くの報道陣が集まった。本来なら團十郎さんの主演舞台「オセロー」が上演されるはずだった。父の代替公演に臨む海老蔵は緊張した面持ちで会見場に現れ、報道陣に一礼。席に着くと両手を組んでテーブルに置き、自身を落ち着かせるかのように水を飲んだ。

 あいさつで立ち上がると「本来は父の公演だったが体調不良で延期になり、歌舞伎公演となりました。この演目は父がまだ生きているときに決まりました。よろしくお願いします」と述べた。質疑応答では「一生懸命務めるほかはない。かといって、特別にすることもない」と平常心で臨む考えを明かした。

 團十郎さんが亡くなって2週間。歌舞伎の名門・市川宗家をもり立てていく覚悟について、「突然のことで最初は戸惑ったけれど、子供のころからいつかこの日は来ると覚悟していました。その時が早いのか遅いのか。重圧、責任は日に日に増し、感じています。今まで気づかなかったことに気づくようになっていきたい。覚悟はあります」と明確に語った。

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