森さん本葬でマッチ、黒柳ら涙のお別れ

故・森光子さんの遺影=東京・青山葬儀場(撮影・吉澤敬太)
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 舞台やテレビドラマなど幅広く活躍し、11月10日に92歳で死去した俳優森光子さんの本葬が7日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治氏、50年来の友人だった黒柳徹子、森さんを母のように慕っていた近藤真彦らが弔辞を読み上げた。「日本の母」「芸能界の母」と慕われた森さんの人柄と人脈を示すように、会場にはビートたけし、萩本欽一、志村けん、仲本工事、堺正章、八千草薫、草笛光子、野際陽子、和田アキ子、谷村新司、浅丘ルリ子、五木ひろし、市村正親、岸本加世子、大地真央、米倉涼子、仲間由紀恵、ら多数の芸能人、著名人が参列した。

 また、「ジャニーズの母」とも言われた森さん。コンサートのため、午前中に斎場を訪れた嵐のメンバー5人をはじめ、本葬には「永遠の恋人」と呼んだ東山紀之が所属する少年隊、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、KAT‐TUN、関ジャニ∞ら多くのジャニーズのタレントが最後のお別れに駆けつけた。

 王氏は「だれもがお会いするとファンになってしまう人でした。私のその一人でした」と笑顔で微笑む遺影に呼びかけた。黒柳は「女学校の上級生、下級生のような関係で50年以上きました。こんなつらい別れはありません」と号泣。近藤も「ゆっくりお休みください」と涙を流した。

 嵐の5人は午前9時50分ごろ斎場を訪れ、一人ずつ花を捧げ、笑顔の遺影に手を合わせた。森さんがファンだったという二宮和也、森さんから直筆の手紙をもらったという櫻井翔、森さんと正月にハワイ旅行をした相葉雅紀、森さんと共演した大野智。松本潤は12秒間、じっと遺影に手を合わせた。

 遺影は2006年に「徹子の部屋」に出演した際の写真で、柔和な微笑みが森さんらしい1枚。斎場には上演回数が2千回を超え、森さんの代表作となった「放浪記」の舞台姿など数々の写真や楽屋ののれんなどが展示された。参列者には「感謝と愛を捧げます」と記した封筒が配布された。

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