由紀さおり、20年ぶり紅白単独出演意欲

 歌手・由紀さおり(63)が31日、東京・渋谷のオーチャードホールで、米国のジャズオーケストラ「ピンク・マルティーニ」とジョイントしたジャパンツアーのファイナル公演を開催し、大みそかの紅白歌合戦に意欲をみせた。

 同オーケストラとのコラボアルバム「1969」が、世界22カ国でCD発売、51カ国で配信され、日本のみならず世界各国でヒット。由紀は、ニューヨークなど米国各地やロンドンで公演を行い、日本の歌謡曲を世界に広めてきた。

 世界からも注目される活躍の由紀は、今年、1992年以来となる単独での紅白出場が有力視されている。「チャンスをいただければ歌いたい。最近はテレビで見ていてさみしかったから」と前向き発言。また紅白での「ピンク・マルティーニ」とのコラボ案について聞かれると、「そんなことになったら120点満点ですよ」と笑顔をはじけさせた。

 ちなみに「ピンク‐」は、大みそかは地元である米国オレゴン州ポートランドでライブの予定。それでもリーダーのトーマス(42)は「ポートランドから中継なら出られるね。日本が夜中の時は、朝8時くらいだよ。寝ているかも」と具体的に話すなど、こちらも前向きだった。

 この日は、お互いがコラボするきっかけとなった由紀の代表曲「夜明けのスキャット」など20曲以上を披露。また由紀は「ピンク‐」のパリ、ハリウッドの公演にゲスト出演予定で、来年1月30日にはシングル(タイトル未定)を発売する。

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