故新藤兼人氏 次作意欲「本物」と二男

父・新藤兼人監督について語る新藤次郎氏=東京・赤坂の赤坂区民センター
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 今年5月に100歳で亡くなった映画監督・新藤兼人さんの遺作となった「一枚のハガキ」の上映会が29日、都内で行われ、二男で同作の映画プロデューサーの新藤次郎氏(63)があいさつした。

 「一枚の‐」は、新藤監督が映画人生最後の作品として撮影したものだったが、次郎氏は生前新藤監督が次作の製作に意欲をみせるコメントを残していたことに「本気だったと思う。体が大丈夫なら、作ることをやめたくないと思っていたでしょう」と亡き父の胸中を思いやった。「寝ても覚めても映画が人生そのものでした」と、最期まで燃えつづけた父の映画愛をたたえていた。

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