故・新藤監督次男「裸の島」買い取りへ
2012年に100歳で死去した映画監督新藤兼人さんの代表作「裸の島」(1960年)のロケ地として知られ、広島県福山市の男性が競売で落札した同県三原市の無人島「宿禰(すくね)島」を、新藤監督の次男らが買い取ることで男性と合意したことが17日、分かった。
新藤監督の次男で映画製作会社「近代映画協会」の新藤次郎社長によると、落札額の約779万円に税金や登記代などの実費を加えた額で買い取る。4月に契約し、三原市に寄贈する方針。同社長は「歴史的な島を保存したいという趣旨を理解していただいた。さらに募金活動を続けたい」と話している。
