脳幹出血で倒れ、大阪市内の病院に入院中の歌手桑名正博が収録に参加したフジテレビ系トーク番組「ごきげんよう」が20日、放送された。

　番組冒頭で収録が11日に行われたことをテロップで告知。桑名さんはＭＣの小堺一機からゲストとして紹介されるとジーンズに派手な長袖シャツを羽織って元気に登場した。オープニングの「会えるなら会ってみたいあの人に」のコーナーでは元ビートルズのジョン・レノンを挙げ、ジョンのトレードマークだった丸いメガネをかけて見せた。

　続くコーナーでは過去の恥ずかしかった話を披露。「先日、耳の中がお寺のようにゴーン、ゴーンと響いて、うっとうしかった」そうで、心配になって耳鼻科を受診したという。年間にライブを１００本こなし、なかなか時間もない中、ようやく医師の診断を仰いだところ「耳クソやったんですわ」と爆笑を誘った。「ツアーの移動中で耳かきも持ってなくて、つまようじやマッチ棒で取ろうとして。それはダメ。逆に押し込んでしまうから」と身ぶり手ぶりを交えて話した。医師に耳あかを取ってもらい、「すっきりすきすきした」と独特の表現をしながら、桑名らしい元気いっぱいの笑顔をふりまいた。

　桑名が自宅で倒れたのは15日午前４時半ごろ。収録から４日後に体調に異変があったとみられる。