女子プロゴルフの岡本綾子（６４）＝ダイワボウホールディングス＝が１１日、千葉県内のゴルフ場でアドバイザリー契約を結ぶミズノの新クラブ「ＪＰＸ　Ｅ３（イースリー）ｓｖ」の発表会に、プロ野球元阪急（現オリックス）の山田久志氏（６７）とともに出席。日本ツアーのイ・ボミやアン・ソンジュはもとより、米女子ツアーでも韓国出身の女子プロ勢が上位ランキングを席巻している現状について「日本の女性はやさしさもありすぎる。それが今シーズンは裏目に出ている。逆に言えば韓国選手たちの国民性というのが良い方に出ている」と、両国の選手の内面性の違いを示した。

　岡本は前日（１０日）に日本女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）元会長で現相談役の樋口久子（７０）と対談。その中で「今の日本の若い選手たちで『ちょっと海外に行ってきます（そして）優勝しました』。（その後に）日本に帰ってきて『もっと頑張ろう』と言って『優勝しました』。そういう選手がいないね」などと語り合ったという。

　岡本はさらに、「今は簡単に若い子が海外へ出て行くのも良いだろうけど、そういう（どん欲な）強さも身につけて帰ってきてほしい」と、かつての樋口や自分のように海外でのメジャー優勝や賞金女王を経た上で、さらにハングリーさを持ち続ける選手が現れることを願っていた。

　「ミズノ　ＪＰＸ　Ｅ３　ｓｖ」のドライバーやアイアンシリーズは１２月４日から全国発売される。