熊本県益城町に本拠地を置くバドミントン女子の再春館製薬所が1日、福井県勝山市で行われた全日本実業団選手権で熊本地震被災後では初めての団体戦に臨み、初戦の決勝トーナメント2回戦に3-0で快勝した。シングルスで圧勝したリオデジャネイロ五輪代表の山口茜は「熊本への思いはいろいろあるが、今できるのはバドミントンだけ。それで頑張りたい」と言葉に力を込めた。
チームは被災後、今井彰宏監督の出身地でもある勝山市に避難し、練習や被災者支援の募金活動も行った。今井監督は「今回は勝山の応援を力に変えて、やってやるぞという気持ち」と意気込みを示した。