競泳・池江璃花子、欧州遠征に手応え

 競泳女子でリオデジャネイロ五輪代表の15歳・池江璃花子(ルネサンス亀戸)が23日、欧州遠征を終えて成田空港に帰国した。欧州グランプリ・バルセロナ大会では2種目で2位に入るなど活躍し、合宿でも好調を維持。「これを継続していきたい」と五輪本番を見据えた。

 1学年下の酒井夏海(スウィン南越谷)とともに帰国した池江は“2年目の余裕”を漂わせた。初めて代表入りした昨年の欧州遠征は「周囲に迷惑をかけないように」と、緊張と連戦の疲れが重なり低調。教訓を生かした今回は「自分のことに集中できた」と、現地での合宿でも自由形で好記録を出すなど好調をキープした。

 オフの時間には、昨年かなわなかった観光にも足を伸ばした。「サグラダ・ファミリアが、細かいところまですごくて感動しました」。視野を広げた高校1年の新星は、初の五輪で世界遺産級のインパクトを残す。

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