内村航平、無敵の強さ NHK杯8連覇

 「体操 NHK杯兼リオデジャネイロ五輪代表選考会・男子個人総合」(5日、代々木第一体育館)

 ロンドン五輪個人総合金メダリストの内村航平(27)=コナミスポーツ=が184・650点で8連覇を果たした。2位には加藤凌平(22)=コナミスポーツ=が180・100点で入り、すでにリオ五輪代表入りが決まっている内村を除く最上位者として、2大会連続の五輪となる代表入りが決まった。

 4月の全日本選手権の得点を持ち点として持ち越すルールで行われ、91・300点を持つ内村は第1種目の床から15・900点の高得点。あん馬は15・300点、つり輪も14・800点と絶対王者として安定した演技を披露した。

 跳馬では大技「リ・シャオペン」を成功させ15・600点。平行棒も15・600点と高水準でまとめて、最後の鉄棒も16・150をたたき出した。

 他の選手を寄せ付けない強さを発揮した内村は、これで個人総合37連勝とした。優勝インタビューでは「鉄棒の着地は止めて当たり前。でも止めたらすごい気持ちいい。自分で当たり前のように止めているのに、観客の皆さんの拍手ですごい盛り上がる。これをオリンピックの舞台でやらないといけませんし、ていうか絶対にやります」と五輪での完璧な演技を誓い、観衆の拍手を浴びた。

 五輪団体のメンバー2人目は加藤に決まった。五輪での金メダルへ「昨年(世界選手権で)取ることができたので、確実に取ることができるんだと証明できた。どんなメンバーになっても僕たちの演技ができれば金メダルを取れると思っています」と団体金メダルを宣言した。

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