葛西、今季W杯総合8位帰国「大満足」

 ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(43)=土屋ホーム=が22日、W杯の今季最終戦を終え、欧州から成田空港着の航空機で帰国した。今季は前人未到の通算500試合出場を果たし、5度表彰台に立つなど総合8位でフィニッシュ。「最近はコンスタントにトップ10に入れていてビックリしている。大満足な成績です」と胸を張った。

 6月で44歳を迎えるが、競技への意欲は衰えるどころか増すばかり。600戦出場に向けても「ここまで来たら年齢は考えない。筋力が急に落ちる感じはないし、故障だけ気をつければ4年で達成できる」と拳を握った。18年平昌五輪にも照準を合わせ、「まずは来季のW杯で優勝して、17年世界選手権(フィンランド・ラハティ)で金メダルを目指す。2年後の五輪で代表に選ばれるように」と青写真を描いた。

 レジェンドの原動力の一つは家族の存在。1月には第一子となる長女が誕生し、「奥さんと子供でダブルのパワーが生まれた。子供が生まれてからは急に調子も上がって、運もついてきた」とえびす顔。海外選手からは子供服を約15着プレゼントされたという。オフは家族と過ごす予定で、「まだ3日しか子供の顔を見ていないので、ゆっくり世話をしたい」と顔をほころばせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス