井上康生監督、リオから帰国

 柔道日本男子の井上康生監督(37)が11日、リオデジャネイロ五輪のテスト大会を終え、成田空港に帰国した。現地では本番で使用される会場も視察し、「見ないとわからないこともあって、有意義だった。畳は特別変わった感じはない。運営面でもかイメージはつかめた」と収穫を持ち帰った。「移動は思ったより疲れる。時差もヨーロッパとはまた違う」と生活面からも大一番への対策を立てる。

 畳の外では、不安材料の1つがジカ熱の感染。現地入りした井上監督は「蚊はすごく多かった」といい、「ただ種類もたくさんいて、現地で映像つきで説明を受けたけど、小さいのでどれがその蚊なのか見分けは難しい」と眉間にしわを寄せた。

 安心して一本を取りにいくためにも、まずは“防御”を固める。「現地では定期的に蚊を除去する薬がまかれていた。売店でも虫よけスプレーが配られた」といい、「これから対策していかないといけない」と万全を期す考えを示した。

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