シンクロ日本代表、最終予選へ

 シンクロナイズドスイミングの日本代表が12日、都内で行っている合宿を公開した。

 リオデジャネイロ五輪世界最終予選(3月、リオデジャネイロ)での出場権獲得(上位3カ国)に向けて、新曲で臨むフリールーティン(FR)を急ピッチで猛特訓中。井村雅代ヘッドコーチ(65)は「短期間で難しいのはわかっている。本番でメダルを取るには(予選)1位通過じゃないと意味がない」と厳命した。

 屋外で行われるリオでの前哨戦。「天照大神」をテーマにした新曲で臨むFRで、可能性も“青天井”だ。銅メダルを獲得した昨年の世界選手権に比べ、「スピードも速くなったしパワーもいる」(井村HC)と演技の難度は格段に上がっており、「完成はしない。どこまで行っても途中」と、大きな賭けに出る。

 約2週間行ったグアム合宿では本番を想定した屋外プールで、悪天候の中でも毎日12時間練習した。「最悪の条件の中でも最高の演技をしないといけない」(井村HC)と、竜巻のような突風の中でもリフトを成功させるなど着実に進歩。「行く前はFRを通しでやることに不安があったけど、もうないはず」と胸を張った。

 主将の乾友紀子(井村シンクロク)は「屋外の経験が少なくて(グアム合宿の)最初は条件に負けてしまったけど、その中でベストを出す練習ができた。一歩ステップアップできた」と自信をみなぎらせた。三井梨紗子(東京シンクロク)は「(五輪最終予選は)今までやってきたことの150%を出して、大きな空の下でもシャープさを出したい」と力を込めた。

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