水連内紛!上野氏、解任報道に反論

 リオデジャネイロ五輪を1年後に控え、人事を巡って異例の内紛劇が勃発した。

 日本水連の上野広治競泳委員長(56)は26日、都内で行われたJOCの強化本部会終了後に取材に応じ、6月の役員改選に伴う自身の解任報道について、「納得できない」と反論した。

 競泳日本代表のヘッドコーチとしてシドニー、アテネ五輪を指揮し、07年に現職に就いた上野氏は昨年、東京都水泳協会の会長にも就任した。強化責任者と加盟団体トップとの兼任が解任の理由の一つとされるが、「無理があれば自分から辞める。他にも兼任している役員はいるのに、理由として納得できない」と語気を強めた。

 五輪前年という大事な時期だけに、不快感をあらわにした。「肝心なのは水連よりも現場の強化。オリンピックでメダルを取るのは容易ではない。こんなゴタゴタに巻き込まれている場合じゃない」と選手への影響を懸念した。「辞めるときは自分から辞める。だけど『解任』というのは納得できない」。

 27日には次期役員候補者の選定委員会が行われ、そこで上野委員長の進退が諮られる可能性がある。鈴木大地会長は「今は話すことはない」とし、「将来のことも考えていかないといけない」と話すにとどまった。

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