アジア大会 外国人選手相次ぎ離脱
仁川アジア競技大会に参加した外国選手たちが相次ぎ行方不明となり、大会組織委員会が対応に追われていることが29日、分かった。韓国メディアが同日、報じた。
中央日報(電子版)によると仁川地方警察庁が29日、新たにパレスチナの重量挙げのN選手(21)が27日午前、選手村からいなくなったと申告があり、大会組織委員会が受理したことを明らかにした。
競技日程を終えたN選手は、パレスチナの重量挙げ選手団や監督ら13人と共に27日午後0時30分の飛行機で出国する予定だった。同僚らと仁川空港まで移動したが、その後行方不明になったという。
現在までに選手団を無断離脱した選手は計4人。24日と25日にはネパール選手団のセパタクローの選手と武術の選手2人が選手村から抜け出した。
警察は、選手らの離脱が違法ブローカーによる可能性もあるとみて集中的に取り締まる方針。大会組織委員会も「各国別選手団長に選手管理を徹底するようにしてほしいと要請した」と話し、対応に追われている。