バレー女子 日本4連勝で初V王手

 「バレーボール女子ワールドGP・決勝リーグ第4日、日本3‐0ベルギー」(21日、有明コロシアム)

 世界ランク3位の日本が同22位のベルギーを3‐0(26‐24、25‐16、25‐15)で下した。

 試合前の他国の結果により、大会初となる銀メダル以上を確定させて臨んだ日本は、格下を相手に危なげなく快勝。無傷の4連勝でリーグ首位を守り、1977年W杯以来37年ぶりとなる世界大会での優勝に王手をかけた。最終日24日は優勝を懸けて、ロンドン五輪女王のブラジルと対戦する。

 快進撃が止まらない。ここまで3戦全敗で最下位のベルギーに、第1セットこそ苦戦したが、主将の木村の効果的なサーブで流れを掴み26‐24で競り勝つと、第2セット以降は危なげなくストレート勝ち。決勝リーグ無傷の4連勝で、大会初優勝に王手をかけた。

 試合の他国の結果により、銀メダル以上を確定させ臨んだ試合だった。12年ロンドン五輪、13年グランドチャンピオンズカップの銅メダルに続く世界大会3連続メダルだが、選手たちの目標はあくまで世界一だ。この日もチームをけん引した木村は「私たちが目指すのはもう1つ上の金メダル。全員で頑張りたい」と、拳を握った。

 予選リーグは4勝5敗で7位と敗退ラインだったが、開催国枠での決勝ラウンドだった。ただ、敗戦もまた糧。試合を重ねるごとに今季から取り入れている1人の選手が複数のポジションをこなす新戦術「ハイブリッド6」も、その真価を発揮し始めた。

 24日の最終日は、ロンドン五輪金メダルで、現在、世界ランク1位の最強ブラジルとの決戦。2セット以上奪えば、優勝が決まる。五輪、世界選手権、W杯の3大大会よりも格下とはいえ、77年W杯以来となる世界大会の金メダルとなれば、“東洋の魔女”復活へ、大きな弾みがつくのは間違いない。

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