イアン・ソープ氏退院
2000年シドニー五輪、04年アテネ五輪の競泳男子で計5個の金メダルを獲得したイアン・ソープ氏(31)=オーストラリア=が、重度の感染症の治療を終え、シドニーの病院を退院した。マネージャーが30日、発表した。
英デイリー・テレグラフ紙(電子版)などが報じた。
ソープ氏は、度重なる肩の手術が原因で、重度の感染症を患い、入院したことが4月8日に明らかになっていた。
マネージャーのジェームズ・アースキン氏は「感染したところは治癒したようだ。これまでも2度あったことなので、再感染の危険はあるが、我々は希望を持っている」とAAPの取材に答えたという。
ソープ氏は一度引退したものの、11年に現役復帰。12年のロンドン五輪出場を目指したが、出場できなかった。12年に出版した自伝では、うつ病やアルコール依存症に10年間苦しんだことを明かしていた。