「ＤｅＮＡ７－６巨人」（２５日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡがシーソーゲームを制して２連勝。借金を３に減らし、２位に浮上した。５－６の八回、巨人の４番手・マシソンを攻め、無死一、二塁からエリアンの右線適時二塁打で同点とし、２死一、三塁から桑原の左前適時打で再逆転に成功した。

　０－１の二回は１死満塁から戸柱の一ゴロを巨人・阿部が悪送球する間に２点。さらに石田のスクイズでこの回３点を奪い逆転。３－３の五回は１死一、三塁塁から筒香の左前適時打で１点を勝ち越し。４－６の六回は１死からエリアンの三塁打と戸田の犠飛で１点差。先発・石田は５回１／３、８安打６失点。七、八回を抑えたザガースキーが来日２年目で初勝利を挙げた。山崎康が１７セーブ目（１勝２敗）。

　お立ち台には２人が上がった。逆転打の桑原は「皆がつないでくれたので自分が絶対に決めるという気持ちだった。（逆転後は）九回の守備を頑張ろうと思った」と語った。

　昨シーズンは広島での登板機会に恵まれなかったザガースキーは２年目での初勝利に、ややはにかんだ表情を見せながら、「オフェンスがいい仕事をしていたので、自分の仕事をすれば、皆が返してくれると思った。（お立ち台は）うれしい。これからもチームの助けになるピッチングをして、また戻ってこられるといい。（日本語で）サイコーデス！」と喜びを表した。

　巨人は連敗で借金３。初回１死一、三塁から長野の左線適時二塁打で１点を先制。１－３の四回は２死三塁から村田が通算１００１打点となる６号２ランを左翼席へ運び同点。３－４の六回は１死満塁から大田の犠飛で１点。なおも１死満塁から橋本到の２点適時打でこの回３点を奪い再逆転したが、八回に再々逆転された。今季初登板の先発・マイコラスは５回７安打４失点。