横浜の152キロ右腕・藤平3者連続K
「春季高校野球神奈川大会・2回戦、横浜7-0霧が丘」(10日・横浜高校長浜グラウンド)
今秋ドラフト候補右腕の横浜・藤平尚真投手(3年)が、県大会初戦で貫禄の投球を見せた。
「六番・右翼」でスタメン出場して、初回に左前適時打を放つと、5点リードの七回からマウンドへ。13球すべて直球で3者連続三振を奪い、1回をピシャリと抑えた。
「空振りやファウルを取れる直球にするというのが冬のテーマだった。トレーニングの成果が出てきたと思う」。踏み出す左足を高く上げるフォーム改良に取り組み、3月下旬の練習試合で152キロを計測。自己最速を1キロ更新していた直球への手応えを口にした。
チーム方針から、背番号1を左腕・石川に譲り、今大会は背番号10を付ける。だが「自分がエースとして、優勝を目指してやっていくのは変わらない」とキッパリ。「春は球速より、まず勝てる投球を目指したい」と目標を掲げた。